アクリルたわしを使っている
私の師匠ともいうべき方の台所にアクリルたわしがあり、洗い物を手伝った際に使ってみたところ、実に食器がピカピカになったので、我が家にも導入しようと作成してみた。
初作がこちら。
ダイソーのアクリル毛糸(中太)で8/0号のかぎ針で編んだ実に味気のないこま編み。
横15目位で縦横ほぼ同じ長さになるくらいまで編み進めたもの。
製作時間はこのサイズで20分程度。
尚、私のかぎ針編み技術は都度本を読まないと編み方を思い出せないレベル。
これが後述するがとても使い勝手が良かったので、勢いに任せて続きを作成してみた。
次作がこちら。
マルチカラーの毛糸で作成。味気なさは多少解消された。
8/0号のかぎ針(左3枚)と10/0号のかぎ針(1番右)でそれぞれ作成。
10/0号だと多少製作時間は短縮される。
【効果について】
編みあがった際の予想外のふにゃふにゃな仕上がりに不安を覚えたが、アクリル「たわし」と呼ばれるだけあり、たわしと遜色ない汚れ落とし効果を得られる。また、たわしやスポンジハード面のように擦り跡が付かないので、食器にも優しい。ホーローの汚れ落としなどに特に重宝している。
そもそもたわしを使ってムキになって落とさなければならないような汚れは、素直に化学の力を利用すべきだと思う。
油汚れ、こびりついたソースの汚れなどはこれであらかじめ拭っておくだけで殆ど汚れが落ちる。意外にも油汚れはすっきりと落ちてしまう。
飲み物用コップ・ごはん茶碗・味噌汁椀位までは、洗剤を使用せずともこれで充分汚れが落ちる。
【手入れについて】
水洗いして吊って干しておけば大丈夫。
時折塩素系漂白剤に漬けておくと洗浄力が復活する。
【使用感について】
◆劣化具合について
意外にもマルチカラーで作成したものの方が薄汚れ感が出、単色で編んだものの方が汚れが目立たなかった。
単純に色合いの問題かもしれないので、今後も様々な色でトライしてみようと思う。
◆洗い具合について
10/0号で編んだものより8/0号で編んだものの方がよく汚れが落ちた。
しかしそれでも師匠の家にあったアクリルたわしには及ばなく、師匠に聞いたところ、そもそもかぎ針ではなく棒針で編んでいたことが判明。
ガーター編みで作成したとの事。師匠曰く、目が細かいほうがよく汚れが落ちるそうだ。
師匠の家のたわしは私が編んだこま編みのものより更にフニャフニャだったため、まさか自分の作ったものの方が汚れ落ちが甘くなるとは思わず。
やはり先人の知恵は素直に拝聴すべきだと反省した次第である。
【その他】
とにかく洗剤使用量が劇的に減った。手荒れ防止のために石鹸洗剤を使用しているのだが、更に洗剤使用量が減ったおかげで手荒れと無縁で越冬できた。
更に、洗剤用スポンジの痛み方もゆるやかに。
味気なくなりがちな台所回り、好きな色や模様で編んだら少しはテンションも上がるのではないかと期待しています。
界面活性剤が入っていないので、 すぐ水で流さないと汚れが再付着します。 |